全日本空輸(ANA/NH)は2025年4月8日、2025年2月度の月次輸送実績を公表した。今回の記事では、国際線の実績値についてご紹介したい。
ANAが2025年2月に運航した国際線搭乗率は平均して82.0%と好調を維持している。方面別で見ると、①北米・ホノルル線で77.2% ②ヨーロッパ線で82.3% ③アジア・オセアニア線で86.6%という内訳だ。
特に、ヨーロッパ路線においては、ANAが2024年12月より新規就航した国際線、羽田=ミラノ線(2024年12月3日就航)、羽田=ストックホルム線(2025年1月31日就航)、羽田=イスタンブール線(2025年2月12日就航)の3路線ともに、高い搭乗率を記録し、就航直後から販売好調であることが伺える。
国際線の旅客数については、675,348人(対前年比115.1%)と70万人を下回ったと指摘するメディアがあるが、2月は28日間しか営業日数がないことが要因であり、特に需要が減少したというわけではなく、昨年度より約15%増になっていることから、好調が続いていると言えるだろう。
旅客数(人) | 675.348(昨年比:115.1%) |
利用率 | 82.0% |
座キロ(千キロ) | 4,590,295(昨年比:104.5%) |
旅キロ(千キロ) | 3,764,992(昨年比:115.5%) |
また、ANAでは、羽田空港第2ターミナルからの国際線利用便を順次拡大しており、国内線・国際線の乗り継ぎの利便性が向上している点、競合の日本航空(JAL/JL)より優位性が伺える。
他方、便によって、第2ターミナルと第3ターミナルと使用ターミナルが異なる点、利用者にとっては間違える可能性があるため注意喚起が必要だ。是非、ANAの国際線を羽田空港から利用する際は、予約情報やE-チケットを確認して空港に向かって頂きたい。
関連リンク
ANA公式HP
ANA|2025年2月
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